こんにちは、ぱぐぞう部長です!
今回は『キングドミノ』を紹介します。
キングドミノはボードゲーム入門作品としておすすめ!ルール説明も簡単に終わり、15分程度でサクッと遊べて、一度プレイすると「もう1回!!」となるボードゲームです。小さいお子さんとも一緒に楽しめますよ。

・新定番!?ボードゲームの王道ルール
・子どもでも遊べる簡単ルールなのに奥が深い
それでは、詳しく紹介していきますね!

1. 新定番!?ボードゲームの王道ルール
キングドミノは『ドイツ年間ゲーム大賞2017』を受賞しており、日本でも人気が出ているようです。理由は王道ルールかつプレイ時間が15分と短く、子どもとも一緒に楽しめるからだと思います。
『ドイツ年間ゲーム大賞』は、1979年から続くドイツのアナログゲーム賞です。ボードゲーム界隈では非常に有名な賞で、大賞に入ったゲームは「とりあえず買っとけ!」という風潮があります。
キングドミノはパズルのようなゲームです。ドミノのような2×1マスの土地タイルを5×5マスに収まるようにきれいに並べて、美しい王国を作ります。
土地タイルにはそれぞれ、海や森、砂漠といった絵が描かれており、同じ絵のタイルを繋げておくことで、得点することができます。また、ある土地タイルには「王冠」が描かれており、その「王冠」がキングドミノの重要ポイントです。
得点方法:繋がった同じ種類のタイル×王冠の数
つまり、土地タイルを繋げるだけでは得点にはならず、『王冠が描かれている土地タイル』を繋げる必要があるんですね。
そうなると、「王冠の奪い合いになるのでは?」と思いますよね。ここに王道ルールがあるわけです。
王道ルール
王冠が描かれている土地タイル(価値が高い土地タイル)を選んだ人は次の土地タイル選びの順番が遅くなる。
いま高い価値の土地タイルを取ることと、次の土地タイルの優先権を取ること、が両立しないんですね。
「もしかしたら、次のターン自分が集めている『森の王冠タイル』が出るかもしれない…」「けど今回の『砂漠の王冠タイル』も悪くない…..」と言う感じに今をとるか、次にかけるか、非常に悩ましく面白いところです。
このジレンマこそがボードゲームの王道ですね。片一方をとれば、もう片一方はとれない。トレードオフの関係ですね。何かを得るためには、何かを失わなければならない。“NO PAIN NO GAIN“(ノーペインノーゲイン)とも言います。この考え方が中心にあるボードゲームと言ってもいいと思います。ぜひお子さんには「実はこのゲームはNO PAIN NO GAINを説いているだよ」と教えてあげてくださいね。笑

また、もう一つジレンマがあります。それは、
自分の王国を強くするか、相手の王国を邪魔しにかかるか、です。
得点の競い合いなので、勝つためには「自分の得点を高くする」か「相手に得点させない」ことが必要です。2人プレイはともかく、4人プレイだと、1人を邪魔している間に他の2人が強くなります。ただ、邪魔をしないと高得点を取られて追いつけなくなるジレンマが発生します。
ここでも非常に悩みますね。「誰かが自分の代わりに妨害してくれるかも??」なんて期待もしてしまいます。簡単なルールの中に、どのように戦うか戦略が問われるボードゲームになっているんですね。
2. 子どもでも遊べる簡単ルールなのに奥が深い
ただ土地タイルを5×5に並べるだけですが、
「相手の邪魔をするか」「自分の王国を強くするか」「次の手番のために我慢するか」考える要素がたくさんあって奥が深いです。
「うわ〜〜あっちのタイルにしとけばよかった…..」と残念な感じも楽しめますし、「狙いどーり!!」となったときはとても嬉しいです。狙った土地タイルはなかなか来ないものです….
「森の土地を広大に広げまくったのに….王冠ない……」となることも。実は周りに嵌められていたりします。笑
自分の王国だけを見るのではなく、相手の動きを見ながら土地タイルを選んでいくので、みんなで競い合ってるのがわかって楽しいですよ。またシンプルに「自分だけの王国をパズルのように作りあげる楽しさ」があり、ボードゲームの面白さが凝縮されたボードゲームになっています。
ルールは簡単ですが、時間も短いですが、存分に楽しめるボードゲームです。人気の理由がわかりますね。
・ちょっと盛り上がりにかける
ボードゲームの良さ、ボードゲームの面白さが詰まっているキングドミノなんですが、少し盛り上がりには欠けるのではないか?と私は思っています。1回15分で遊べるゲームに求めすぎているんですね。笑
何度遊んでも飽きないですし、初心者でも簡単に楽しめ、子どもでも遊べる。私の周りでも人気が高いボードゲームです。
・家族
・初心者でも簡単に遊べるボードゲームを探している人
・ボードゲームに興味があり、王道のボードゲームを探している人
・軽量級のボードゲームを探している人
さいごに
今後は定番のボードゲームとして、広く普及していきそうな気がしています。それほど王道で面白いゲームだと思っています。
15分で終わり、接戦になりやすいことからも、何度も「もう一回やろ!」となり繰り返し遊ぶことが多く、ボードゲーム初心者にはうってつけです。特にお子さんと遊ぶボードゲームを探している方には、ぜひともおすすめしたいボードゲームです。
私の紹介が少しでも参考になれば嬉しいです。お読み頂きありがとうございました。

価格 | 3,300円程度 |
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人数 | 2〜4人 |
プレイ時間 | 15分程度 |