ボードゲーム紹介

【レビュー】あやつり人形ってどんなゲーム?


「これはゲーム(遊び)だ」と思えるかが鍵!!


こんにちは、ぱぐぞう部長です!

今回は『あやつり人形』の面白さをわかりやすく紹介します。

あやつり人形は相手との相互作用(干渉)が多いゲームです。例えば、『相手を1ターン行動不能にする』『相手のコインを全部奪う』などがあり、けっこうバチバチにぶつかり合います。このぶつかり合い/駆け引きが好きかどうか?がこのゲームの評価を分けるポイントになると思います。

はっきり言うと、『みんなで穏やかにゲームがしたい人には不向き』だと私は思います。反対にバチバチと相手の邪魔をしたり、邪魔されたりをわいわい楽しめる人にはおすすめのボードゲーム。毎ターン誰かが行動不能になったり、コインを奪われたり、建物を壊されたりして「やってやったぜっ!!」と言っていたら「やられたー!」と展開が早くて面白いです。コインを奪われても「やられたー!取り返してやるぞっ!」とゲームを楽しめる大人の心があるかどうかが問われます。「ゲームだからやられるのも楽しもう」と考えられる人たちで遊ぶとめちゃくちゃ盛り上がりますよ!!

それでは早速、内容を詳しく紹介していきますね!

あやつり人形のルールを超簡単に説明!

勝利者

誰かが8番目の建物を建設したらそのラウンドで終了。
建設した建物のコストを全て合計し、最も高い点数の人が勝利。

ルールを超簡単に説明!

※基本カードを使用する場合かつ、5人で遊ぶ場合。

  • 8種類のカード8枚を使用します。
  • 適当に2枚カードを引いて、1枚を表向きに、もう1枚は裏向きに置きます。
  • 最初の手番の人は6枚の中から1枚選んで、残りを隣の人に回します。
  • 次の人は5枚の中から1枚選んで、残りを隣の人に回します。これを5人目まで繰り返します。
  • カードに1と書かれた人から手番を行います。

まずはここまでを説明します。

8種類の主なカード説明

  1. 暗殺者:指定した職業のプレイヤーを行動不能にできる。
  2. 盗賊: 指定した職業のプレイヤーのコインをすべて奪える。
  3. 奇術師:誰か1人もしくは山札と手札を交換できる。
  4. 王様:次回のスタートプレイヤーになれる。
  5. 司教:将軍に建物を壊されない。
  6. 商人:お金を1コイン追加で取得できる。
  7. 建築家:建物を2枚建築できる。
  8. 将軍:指定したプレイヤーの建物を壊せる。

暗殺者、盗賊、奇術師、将軍は相手に攻撃することができます。行動不能は1番キツイですし、コインをたくさん持っているときは盗賊におびえます。手札をいっぱいもっているときには、奇術師におびえ。。。

どのカードを手にするかがいかに重要かがわかると思います。

誰がどのカードを手にするか、または手にしたかを考えながら、カードを選択する緊張感とドキドキ感があります。5人で遊ぶと最初の手番プレイヤー(スタートプレイヤー)のみ、裏向きに置いた1枚が必然的にわかる利点があったりして、カードを取る順番も非常に重要になります。

  • 暗殺者から順に行動します。(暗殺者→盗賊→奇術師…の順)
  • やることは、「カードの効果発動」+「2コイン得るor山札から建物カードを2枚引いてそのうちの1枚を戻す」+「建物を建てる」の3アクション。
  • 将軍まで行動したら、カードを全て回収し、最初の手順に戻ります。
  • これを建物が完成するまで繰り返します。

以上!!

簡単に書こうと思いますが、思ったより長くなりました。。イメージは湧きましたでしょうか?

要は、相手が何のカードを選ぶかを考えながら立ち回る心理戦ドラフトボードゲームということです。お金と手札がたくさんある状態だと、みんなから狙われます。盗賊からお金を奇術師からカードを狙われるんです。そうなると敢えて自分で盗賊を選ぶことでお金を取られることを防いだり、暗殺者になって自分を狙っていた盗賊を行動不能にすることを考えます。ですが手番が後ろの方だと、既にそれらのカードが無かったり。。。

みんなの陰謀が入り乱れ毎ターン波乱が起きるんです!!

ドラフトゲームとは?

複数あるカードから自分のカードを選び、余りを他プレイヤーに回すシステムのゲーム。自分が取らなかったカードを相手が選ぶため、「何を残すか」「残したカードの中から何をみんなが選ぶか」を考える心理戦要素が含まれるゲームです。

 

おすすめポイントを紹介!!

心理戦が面白い

あやつり人形の醍醐味は心理戦にあると思います。「誰が何のカードを選ぶか」「誰が何のカードを選んだか」を毎回考えてプレイします。

カードはどの順番で回ってきても迷い、スタートプレイヤーでも選択に大いに悩みます。お金を獲得できる「商人」をとろうとして、うしろの手番の人に「暗殺者」「盗賊」で狙われやしないか恐れるんです。そうなると「狙われにくい司教を選ぶか。」と考えるのですが、「それは旨味がないか。。」と葛藤します。

反対に「暗殺者」になって誰かを妨害することを考えると、誰を狙うか、そもそも妨害では自分に利益がない、かといって暗殺者を後ろに回すとだれかに妨害させられる。と思考の渦に巻き込まれうんうん悩みます。

邪魔が面白い

このゲームはとことん相手の邪魔をできます。もくもくと資源やコインを増やすゲームではなく、バチバチに邪魔をします。ここまで邪魔をできるゲームも珍しいほどに邪魔ができます。笑

 

 

ちょっと残念なところ

穏やかにゲームがしたい人には不向き

壮絶な邪魔のし合いは面白いのですが、好き嫌いがあります。みんなで穏やかにゲームがしたい人。攻撃されると不機嫌になる人がいる場合は遊ぶのをやめた方がいいです。

待ち時間が長い

順番に手札が回るので、自分に手札が回ってくるまで暇です。手札が回ってきたら「うわーみんな何とったんだ!?」「あぁ〜そういうこと?!」と面白いのですが、それ以外が暇になるのが欠点。

 

おすすめできる人

・大学生
・社会人
・みんなでわいわい遊べるボードゲームを探している人
・心理戦が楽しめるボードゲームを探している人
・バチバチに干渉したい人。

 

さいごに

あやつり人形は2〜8人と少人数から大人数で遊べる守備範囲が広いボードゲーム。ただし、プレイする人を選びます。邪魔をゲームとして楽しめる大人の心を持つ人たちと遊べば、わいわい楽しめると思います。

おすすめのプレイ人数は5人!人数が多すぎても暇時間が増えてしまいます。拡張もたくさん入っているので、いろいろな組み合わで遊ぶことができますよ。

以上、私の紹介が少しでも参考になれば嬉しいです。お読み頂きありがとうございました。

価格 2,700円程度
人数 2人〜8人
プレイ時間 60分程度

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