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【レビュー】サンクトペテルブルクの面白さを紹介!

こんにちは、ぱぐぞう部長です!

今回は『サンクトペテルブルク』の面白さをわかりやすく紹介します。

中量級の拡大再生産型ボードゲーム『サンクトペテルブルク』!昔ながらのゲームなだけあって、超シンプルなルールです。派手な要素はありませんが、拡大再生産をとことん楽しむことができます。「お金を取るか」「勝利点を取るか」の2択のジレンマ。「相手のブロック」or「自分の利益」の選択などなど。

シンプルだからこそ面白い、ボードゲーム通な人に愛されるボードゲームだと思います。拡張版も多数内蔵されているので、やりこみ要素もありますよ!

 

サンクトペテルブルクのおすすめポイント

・シンプルこそ至高!拡大再生産を楽しめる!
・拡張要素が満載!

 

おすすめポイント紹介の前に…..

サンクトペテルブルクのルールを簡単に説明!

サンクトペテルブルクは超シンプルなゲームです。「お金を生み出すカードを買うか、勝利点を生み出すカードを買うか」を考えるのみ!

勝利者
最も勝利点が高い人が勝ち。

基本版ルール

  • 職人、建物、貴族、拡張の4つフェーズで1ラウンド

基本的に、職人はお金を生み出すカード、建物は勝利点を生み出すカード、貴族はお金&勝利点、拡張はそれぞれのカードを強くするカードです。それぞれのフェーズ毎にそのフェーズのカードの効果が発動します!

例えば、職人フェーズで15ルーブルを生み出す職人カードを購入したとします。その人は職人フェーズの終わりに15ルーブルをもらえます。次の建物フェーズでそのお金を使えるんですね。さらに、次の職人フェーズで10ルーブルを生み出す職人カードを購入すると、その職人フェーズの終わりには既に購入したカードと合わせて計25ルーブルを貰えます!カードをどんどん増やすと、どんどんお金が増えるんですね!

  • ゲームの最初に25ルーブル(お金)が配られます。
  • ①職人フェーズ:職人カード(お金を生み出すカード)が売りに出されます。職人フェーズ終了時に所有している職人カードに記載されているルーブルの合計が貰えます。
  • ②建物フェーズ:建物カード(勝利点を生み出すカード)が売りに出されます。建物フェーズ終了時に所有している建物カードの記載されている勝利点の合計が貰えます。
  • ③貴族カード:貴族カード(お金&勝利点を生み出すカード)が売りに出されます。貴族フェーズ終了時に所有している貴族カードの記載されているお金&勝利点の合計が貰えます。
  • ④拡張フェーズ:自分が既に持っているカードと、購入するカードとの差分のコストを支払うことでカードを強くできます。(既にあるカードと購入したカードを入れ替えます)
  • ①に戻る。(いづれかのカードの山札がなくなっていたら、ここでゲーム終了。→得点計算に移る。)

以上です!

ルールはとても簡単ですね。お金を生み出すのも、勝利点を生み出すのもカードを購入するだけです!

お金ばかりを貯めても勝つことはできない。しかし、勝利点を購入するにはお金がいる….また、ラウンドが進むにつれて、やれることがどんどん増える!拡大再生産の醍醐味を味わえるんです。

1. シンプルこそ至高!拡大再生産を楽しめる!

上記で説明したように、やることは「お金を増やす」or「勝利点を増やす」のみ。それ故に奥が深いんです。

最初に均等に与えられた25ルーブルでいかに勝利点を伸ばせるかを競い合います。勝利点に目が眩みルーブルを建物フェーズで使い切れば、貴族フェーズ、拡張フェーズで購入できなくなる。さらに、職人フェーズでも購入ができないことにお気づきでしょうか?

ルーブルが得られるのは職人フェーズ終了後だからですね。そしてそこで得られたルーブルを職人フェーズまでに使い切ると、またしても得られるルーブルは少ないままなんです。そうなると、最初は勝利点を稼いでトップでもあっと言う間に追い抜かれてしまいます。

お金(ルーブル)を「どこで、いつ、どのくらい使うのか?次の職人フェーズおよび貴族フェーズでいくらお金が手に入るのか?」を常に考えながらプレイする必要があります。

次に場に並ぶカードのためにお金を温存しておくか、今あるカードに飛び付くのかがものすごく悩ましいんです。

貴族カードの意義

貴族カードはゲーム終了時に、所有している貴族カードの種類に応じて勝利点が貰えます。この勝利点がでかい!侮れないんです。

順調に貴族カードを集められたら勝ちが固いです。反対に集められたら困るので、みんなが購入する。そうなると、旨味が少なくなり建物カードを集めている人が強い。周りの状況を見て行動する必要があります。

状況を把握できると、「これを買われたら絶対にまずい!!」「このカードを購入できたらかなり熱い!!!」と判断できるようになります。そこに『カードの予約システム』が活きてきます。

ゲーム展開を面白くさせる『カードの予約』

サンクトペテルブルクはカードの購入の代わりに『カードの予約』をすることができます。宝石の煌きをプレイしたことがある人にはお馴染みのシステムですね。

カードの予約は3枚まで可能で、「相手のブロック」や「自分の将来への投資」として自由に使用することができます。簡単なルールですよね?ただ、このシステムをどう活用するかも重要な要素になっています。

『カードの予約』にはリスクが潜む

相手の妨害のためのカード予約、自分の将来のためのカード予約ですが、その判断は非常に重要です。なぜなら、ゲーム終了時に手札にある予約したカード1枚につき-5点になってしまうからです。(予約した後に購入していないカードが対象になります。つまり、予約して、ゲームが終わるまでに購入していれば失点にはなりません。)

相手の邪魔には成功したが、-5点。自分の利益になると思って予約したのに、-5点。最悪-15点をくらいます。このマイナス点は大きいです。ただ、-5点を食らってでも相手の妨害が必須のときもありますよ。

 

ルールとしては簡単、だけど奥が深いボードゲームであることを理解頂けたでしょうか?どんどん「お金」と「勝利点」を増やしていく拡大再生産の面白さを存分に楽しむことができますよ。

2. 拡張要素が満載!

サンクトペテルブルクは拡張要素が満載です。職人フェーズ、拡張フェーズといった通常の4フェーズに加え、『市場フェーズ』が新たに加わった5フェーズのゲームも楽しむことができます。この市場フェーズがまた面白い。簡単な要素が加わるだけなのですが、さらに駆け引きが面白くなります。

さらに、拡張要素は他にもたくさんあります!ただ、私はまだプレイしていません…..5フェーズのゲームで充分に面白く満足しちゃってます。笑

 

サンクトペテルブルクのちょっと残念な点

・コンポーネントが微妙?
完全に個人的な好みですが、コンポーネントがもうちょっとな….と思っています。カードも広げるには小さいのがちょうど良いんですが、もうちょっと大きいと重厚感があったような気もします。(完全に好みです。)

・派手さに欠ける
シンプルで非常に面白いのですが、派手な要素?がない気がします。なんとなくですが。

 

 

さいごに

サンクトペテルブルクは純粋に拡大再生産を楽しむことができます。簡潔なルールと悩ましくも楽しいジレンマ。ボードゲーム好きにはたまらないゲームだと思います。

反対にライトユーザーに関しては面白さを存分に理解できないかも知れません。ただ、やればやるほど、何度も遊びたくなるゲーム。プレイ感も意外と軽いです。

ドイツゲーム大賞をはじめ、いくつものゲーム賞を各国で受賞した名作です。ぜひ一度遊んでみてくださいね。

以上、私の紹介が少しでも参考になれば嬉しいです。お読み頂きありがとうございました。

サンクトペテルブルク
価格 6,500円程度
人数 2〜5人
プレイ時間 60分程度

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