こんにちは、ぱぐぞう部長です!
今回は『ごいた』の面白さをわかりやすく紹介します。
2対2のチーム対抗戦のゲーム『ごいた』
パートナーとの阿吽の呼吸が勝敗の鍵を握ります!能登町宇出津地区で生まれた伝統的なゲームで、時代を超えて現代まで受け継がれています。超シンプルなルールの中に駆け引きがあり、何度も「もう一回!」となるゲームです。4人でしか遊べない縛りがありながら、ここまで受け継がれるのは驚きです。しっかり『ごいた』の面白さを紹介していきたいと思います。

・ペアとの駆け引き、相手との読み合いが面白い!
・2対2のペア戦だから盛り上がる!
1. ペアとの駆け引き、相手との読み合いが面白い!
まずは、超簡単にルールを説明!
8種32枚の駒がランダムに8枚ずつ配られます。相手チームより先にペアのどちらかが手札の駒が0枚になれば勝ちです。
カードは『受け』と『攻め』の用途で使用します。受けることができたら、攻めることができます。
『受け』には条件があり、攻めの駒と同じ駒であれば受けることができます。つまり、相手チームが持っていない駒で攻めれば、先に駒を使い切れるということです!
ペアとの駆け引きが面白い!
勝つためには「ペアの持っている駒が何か?」を考える必要があります。相談は原則禁止なので、ペアが出す駒によって判断するしかないのです。1番大事になるのは『初手』です。
「自分はこういう風に攻めたい!!」というのを相手に伝える必要があります。というのもごいたは8種32枚あるカードの枚数はそれぞれバラバラで、特殊な効果がある駒もあります。
- 王、飛、角はそれぞれ2枚。
- 金、銀、馬、香はそれぞれ4枚。
- し(歩:と)は10枚。
→合計32枚
・し
「し」は「し」でしか受けることができない。
・香
「香」は「香」でしか受けることができない。
・王
「王」は「し」または「香」以外の全てのコマを受けることができる。
ゲームには8種32枚のカードを全て使用するので、ペアで特定の駒を独占できているかもしれないんですね。その駒で攻めれば相手チームは受けることができません。ただ反対に、特定の駒を独占しているということは、相手チームもある駒を独占している可能性が高いんです。
「どこ駒で攻めたらいいのか?ペアは一体何の駒を持っているのか?」を考えるのが非常に面白く、「ペアに気づいてくれ!!」と言わんばかりに攻めの駒をおきます。笑
相手との読み合いが面白い!
このゲームで面白いのは「いつ王を出すのか?」です。
ほとんどの駒に対して受けられる圧倒的に強い王ですが、強いであるが故に出し惜しみしてしまいます。また、王を出すか出さまいか、迷いが生じた僅かな時間に「おっもしかして….王を出そうか悩んでるのか!王を持ってる!!」と悟られてしまいます。
逆にわざと悩んでいるフリをしてもいいんですね。そうすることで、相手は王を警戒してきます。相手との駆け引き、何を持っているかの読み合いを楽しむことができるゲームなんです。
また当然、誰が王を持っているかを読まなくてはなりません。王を相手が持っていることがわかれば、王を倒す駒で攻めることができるのです。
「し」の駒は10枚もあり、通常はほとんど受けられてしまう「最弱駒」です。ただ、ゲームの最終局面、残りの手札が少なくなったときには、相手が大事に持ち続けていた王をも倒す駒になり得るんです。
王を持っていない圧倒的に不利な状態から、相手の手を読み、最弱駒で相手に勝つというのは最高に嬉しいですよ!
ゲームを楽しみながら戦術を学ぶ
ごいたは32枚の限られた駒で遊ぶので、必然的に『定石』があります。もちろん、必ず勝てる手ではないのですが、勝つ確率を高める戦術/作戦があるのです。
ただ、まずは戦術を知らない/学ばない状態で、「相手は何をもっているか?」「どうしたら勝てるのか?」をペアの2人で試行錯誤してみて欲しいと思っています!
『ごいた』は、ペアでどのように戦うか試行錯誤しながら、連携をとっていく道筋が非常に面白いところと思っているからです。
相手が出した手から味方が何の駒を持ってるか読む、また自分の出す駒で自分の持っている駒を相手に読んでもらえるようになると、一体感が生まれて楽しいものです。少しずつ、こうしたら良いのでは?とわかるようになっていくのは面白いですよ!
2. 2対2のペア戦だから盛り上がる!
ごいたはワンマンプレイではありません。チーム(ペア)で連携しなければなかなか勝つことができないんです。だからこそ、そこで上手く連携できたときの喜びは大きいです。
「ナイスっ!!」「最高のチームだわ!」と勝つたびに盛り上がります。笑
ボードゲームは個人競技にものが多いですが、チーム対抗戦というものも面白いですよ。順番にペアを変えて、「誰々とは相性いいわ〜〜」と言ってるそばから、負け出したりして、「やっぱ微妙だ!笑」となることが多いです。笑
・プレイ感が人を選ぶ
長年愛され続けているゲームですが、めちゃくちゃに盛り上がるわけでも、読み合い要素がめちゃくちゃに強いわけでもありません。運の要素が多分に絡んでくるので、運ゲーのように思える人もいると思います。
このゲームの奥深さ、愛されている理由が全ての人に伝わるかというと正直微妙だと思います。絶対にハズさないボードゲームとは言い切れませんが、ハマる人にはハマる燻銀ゲーム。興味を持った方はぜひ一度プレイして頂きたいです。
・4人限定
4人でしか遊ぶことができません。3人でもダメ、5人でもダメなので、汎用性が低いのが難点です。ただ、「4人だから『ごいた』やるか!」となるので、登場回数は意外と多いです。笑
・家族
・大学生
・社会人
・初心者でも簡単に遊べるボードゲームを探している人
・チーム戦が楽しめるボードゲームを探している人
さいごに
燻銀ボードゲームの『ごいた』。何度も「もう一回!!」と遊んでしまうゲームです。プレイ時間も1ゲームに限って言えば5分もかかりません。隙間時間にも持ってこいですね。
遊びながら戦術を学び、パートナーとの阿吽の呼吸で勝利を目指して頂きたいです。チーム戦のボードゲームも盛り上がって面白いですよ!日本の昔から伝わるゲーム、一度遊んでみてくださいね。
以上、私の紹介が少しでも参考になれば嬉しいです。お読み頂きありがとうございました。

価格 | 2,200円程度 |
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人数 | 4人 |
プレイ時間 | 5分程度 |